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コンサルティング

Consulting

経営戦略

Ⅱ:経営計画策定

経営計画策定

目的は自社成長の方向性と道すじを示すこと

計画が「絵に描いた餅」になり、実行されない(実行しない)ことが繰り返されれば、社外からは「そのような会社」として見られます。そして、社内には「モチベーションダウン」という影響を与えてしまいます。
戦略を実行するためには、計画が必要です。計画が実行されない、実行できないということは戦略そのものが実行されないということと同じです。
中長期の目標から経営戦略を策定し、その次に行う重要なことは、社内外に経営計画をきちんと示すことです。中期経営計画であれば、企業の現時点における内外環境認識と数年先の目指すべき姿を明確にし、目指すべき姿の実現に向けた取り組みを体系化して明示します。これにより、社外のステークホルダーには事業の方向性と成長性が確認できることから「企業価値を高める効果」をもたらします。また社内のステークホルダー(社員)に対しては、経営の方向性が示されることによる「求心力を高める効果」をもたらします。

中期経営計画の構成

中期経営計画の構成例を示します。

中期経営計画の構成例

重点施策の次には、会社全体を横断的にとらえた「機能別戦略」を設けます。事業構成によっては「事業別戦略」がとられる場合もあります。メーカーをはじめとする製造業においては「機能別戦略」として、”技術戦略” “研究開発戦略” “知財戦略” “製造戦略”などが独立した構成となることも少なくありません。

「計画倒れ」と「絵に描いた餅」

計画策定において、とかく行われる傾向にあることは「目標設定」から一気に「数値計画」を立ててしまうことです。これを予算と呼ぶ企業もあります。数値計画がそのまま予算となり、「重点施策」や「機能別戦略」が中抜けの状態で各部門の現場に数字が落される――もちろん現場で作ることは必須ですが、数字だけが独り歩きして施策や戦略がまともでないがために「計画倒れ」に終わることも少なくありません。
計画倒れの要因の1つは、そもそもの経営戦略から目標設定までが既に「絵に描いた餅」であることです。これは明らかに経営トップの戦略策定が問題です。現場の状況をよく把握しないで戦略を立てる。社外ステークホルダーに対して自社が成長している綺麗な絵を見せることも大事ですが、「言ったことに責任を持つ」ことは企業姿勢として当然のことです。もう1つの要因としては、経営戦略や経営計画が「絵に描いた餅」であると察した現場の社員が真剣に行動するか。考えてみれば、おのずとわかることでしょう。大事なことは「社員がきちんと実行できる」ことです。

計画倒れにしないために重要なこと=落し込みと一貫性

戦略ミッションごとの経営計画策定

ミッションカテゴリ(☞ 経営戦略・事業戦略立案)ごとに、「目標」と「実行計画」を落し込みます。

戦略ミッションごとの経営計画策定

一貫性を通したミッションカテゴリ

経営戦略や経営計画は、戦略ミッションを現場に落とし込む場や、計画の進捗状況をレビューするための定期的な場(会議体など)がないと現場に落とし込みをしたところで機能しません。
カレンコンサルティングは、明日から行動がイメージできる行動計画、リソース配分が予測できる数値計画策定とレビューの体系構築のお手伝いをいたします。
経営/事業計画策定、各種計画シート書式の例【経営/事業計画策定、各種計画シート書式の例】

身の丈に合った経営戦略と経営計画

社員が ”その気になる” 経営戦略と経営計画でなければなりません。それは決して立派で見栄えのするものでなくても、ステークホルダーに対し良き貢献をし、社員が理解納得をするものであればよいのです。たとえ経営戦略が稚拙で立派でなくとも、経営者の思いが詰まった戦略を具現化するために、共にエネルギーをかける社員がいることのほうが会社として幸せでしょう。そのために「身の丈に合った経営戦略と経営計画」を作ることが大事で、作った時からすべてが始まります。

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